Aterm WR8750N(HP) 設置編2013年06月17日 23時24分19秒

週末は、無線LANの設置。
NTTフレッツ光プレミアムの光回線に、無線LANを使おうという計画。

無線LANはいろいろ用語や仕組みが複雑で、初心者にはわかりにくいと思う。
さらにメーカー独自の自動設定の仕組みで「AOSS」や「らくらく無線スタート」なんてのもあり、一見簡単そうに見えるが、それで設定してしまうと、どんな設定がされたのか把握できないので、後々困る可能性が高い。

ということで、割り切って以下の設定をする。

・周波数帯域
周波数帯域は以下の2つの方式がある。
5GHz・・・主に高速回線で使用する周波数
2.4GHz・・・主に携帯ゲーム機やプリンター、スマホなどの低速回線向け

なので、NTTフレッツ光の回線には5GHzの帯域を選択する。親機が5GHzと2.4GHz同時使用可能なら、両方使えるようにしておけばOK。
5GHz帯はさらにW52/W53/W56の3つの帯域に分かれているが、細かいことは考えずに全部チェックすればいい。

・SSID
無線LANのネットワークを識別するための固有のID
無線LANの親機に既にIDが付けられているのでそれを使えばいい。

・暗号化モード
WPA/WPA2-PSK(AES)・・・何も考えずコレを選べばいい。というか、無線LANの親機の設定は普通コレになっていると思う。

・WPA暗号化キー(PSK)・・・これも親機に設定済みの暗号化キーでいいだろう。

ということで、無線LANは、周波数帯域、SSID、暗号化モード/暗号化キーの設定を、親機と子機で一致させれば基本的に繋がる、以上。

上級者はMacアドレスフィルタリングやステルスSSIDなんてのを使うが、そんな設定使わなくても問題ないだろう。


で、週末は、Aterm WR8750N(HP)(以下、親機)とイーサネットコンバーター AtermWL300NE-AG(以下、子機)を持って、実際に設置に行ってきた。

NTTが光回線の端末として設置していったブロードバンドルーターはPR-400KIという機種。
ルーターに貼ってあるシールにSSIDが記してあったので、まさか無線LAN内蔵タイプのルーターかと疑ったが、オプションの無線LANカードをレンタルしていないと無線LANには対応しないタイプ。無線LANカードをレンタルしていなかったので、ただの有線のブロードバンドルーターだ、コイツは。
わざわざ買って行ったAterm WR8750N(HP)が無駄になってしまったかと、少し焦った。

PR-400KIの取説がなかったので、型番を元にネットからマニュアルをダウンロードした(まだケーブル回線の契約が残っていてネットが生きていた)。マニュアル類はNTTが持っていった?それとも片付けてしまった?このマニュアルがなかったら接続できんぞよ。

で、このブロードバンドルーターに契約プロバイダーの接続情報を設定して、プロバイダーに接続させるわけだ。ということは、親機は無線LANルーターではなく、無線LANのアクセスポイントとして使用することになる。

ということでこんな感じの接続になる。

光回線

PR-400KI(ブロードバンドルーター) ← こいつにプロバイダーの設定
↓ LANポート
LANケーブル
↓ WANポート
Aterm WR8750N(HP) ← 親機、無線LANアクセスポイント

(無線LAN)

AtermWL300NE-AG ← 子機

LANケーブル

パソコン


まずは、親機(WR8750N)の設定。
パソコンの有線LANとWR8570NのLANポートを直結する。
パソコンのIPアドレスを適当に192.168.0.x(1以外)、サブネットマスクを255.255.255.0、デフォルトゲートウェイを192.168.0.1とする。
Aterm WR8750N(HP)  設置編

ブラウザを立ち上げ、http://192.168.0.1にアクセスすると、クイック設定Webの画面になり、無線LAN親機の設定が可能になる。
初回はパスワードの設定を促されるので指示に従いパスワードを設定する。で、設定画面にログインできたら、基本設定の動作モードで「無線LANアクセスポイント」を選び、設定ボタンを押し保存。
無線LAN設定→無線LAN詳細設定(5GHz)へと進み、ネットワーク名(SSID)をメモし、暗号化モードが「WPA/WPA2-PSK(AES)」になっていることを確認し、WPA暗号化キー(PSK)をメモする。
以上で親機の設定完了。

引き続き子機(WL300NE-AG)の設定に移る。PCから親機に繋がっているLAN回線を外し、子機に差し込む。
ブラウザを立ち上げ、http://192.168.0.240にアクセスすると、親機と同様にパスワードの設定を促される。
ユーザー名 adminと設定したパスワードでログインすると、クイック設定Webの画面になる。
親機と同じSSID、暗号化モード、WPA暗号化キーになっていることを確認し、なっていなければ設定し直し、保存する。
以上で子機の設定完了。

さて、これで親機と子機は繋がるはず。
今度は、パソコンから無線LANを通して、NTTのブロードバンドルーターの設定を行う。
まずは、ブロードバンドルーター(PR-400KI)のLANポートと親機のWANポートをLANケーブルで繋ぐ。

NTTブロードバンドルーターの初期IPアドレスは192.168.1.1なので、PCのIPアドレス設定を自動取得、DNSサーバーを192.168.1.1とする。
ブロードバンドルーターのDHCP機能でIPアドレスが自動的に割り当てられるはずだ。
Aterm WR8750N(HP)  設置編

そして、ブラウザを立ち上げて、http://192.168.1.1にアクセスする。
またしても、パスワードの設定を促されるので、パスワードを設定しログインする。
ログインするときのユーザー名はuserに設定されている。
ログインした後の設定ウィザードに従って、接続先名(適当)、接続先ユーザー名(プロバイダーから指定されたアカウント名)、接続パスワード(プロバイダーから指定されたパスワード)を設定する。
以上で、すべての設定完了。
これでインターネットに繋がるはず。
あとは、オマケでOutlookのメールの設定も新プロバイダーに合わせておいた。

今回、初心者にハードルが高いなと思ったのは、レイアウトの都合上、ブロードバンドルーターの設定をパソコンと直結せずに行わなければいけないことかな。
無線LANの接続が確立できていないと、ブロードバンドルーターの設定ができないので、インターネットに繋がらない。インターネットに繋がらなければ、無線の設定が正しいかどうか判断できないので、何が間違っているのかわからないだろう。

そして、長々と書いたのは、例によって自分のメモのためである。
やってみて繋がりませんといわれても責任は取らないので、悪しからず。