1/100 シャア専用ゲルググ ― 2023年07月15日 12時07分00秒
1/100 旧キット シャア専用ゲルググ
狙ったつもりはないが、赤いモビルスーツが続いている気がする･･･。
珍しく1/100スケールの旧キット。珍しいというか初めてじゃないか？（F91は1/100しかないから除いて）
1981年3月発売で800円。
1/100スケールでは、ガンダム、ドムに次ぐ3番目のキット。
世間の評判はこうだ。
「1/100ゲルググは1/144をただ大きくしただけ」
潰れた頭部、胴体や腰回りの組み立て方、動かない肩。
まるで以前組んだ1/144量産型ゲルググにそっくりで、まさにただ大きくしただけだと納得。
いや、実は違う。
1/100は1981年3月発売、1/144は1981年6月発売。
「1/144ゲルググが1/100をただ小さくしただけ」が正解。
1/100はサイズが大きい分、色分けと肘関節の構造がいいが、細い脚部は1/144よりバランスが悪くてどうしようもない。
「ゲルググにアタリなし」はこのキットから始まったのだ。
しかし、この手の販売順の逆転は、昔からやらかしてたってことか。
HGUCで出して欲しいものをMGで先に出して、いつまで経ってもHGUCで出ない･･･。
こっちは1/144で揃えてから1/100に手を出すつもりなのだが、MGが売れないもんだからメーカーが勝手にこのキットは売れない人気がないと判断してしまい、ますますHGUC化が遠のく。それどころかMGの再販さえされなくなってしまう･･･。
分かってるか、バンダイ。
パーフェクトガンダムとフルアーマーガンダムとパーフェクトジオングのことだぞ。
ゲルググのビームナギナタの刃はブルーかイエローか問題。
TV版ではブルー、劇場版では他のシーンを流用したためイエローになっている。
劇場版ガンダムIII公開日が1982年3月で、このキットが発売された当時はTV版しかなかったので箱絵の刃はブルーだ。
コクピットハッチのピンクはシール。
このキット、当時モノってやつでバンザイマークだ。いつから削られたかは知らないが、手持ちの赤バンダイ再販版の1/100量産ゲルググにはない。
貴重なバンザイキットを作った理由は、このキットはお手付き品だったから･･･。
最近はバンダイの生産の工夫でガンプラの供給が一気に改善して、頭の悪い転売ヤーもガンプラは儲からないとやっと理解し始めたようで、少し待てば誰でも新製品は買えるようになってきた。
しかし、再生産の順番が回ってこないことと円安による輸送費の高騰で、安価な旧キットはなかなか安くならない。メルカリやヤフオクでは、セット売り・まとめ売りで、キットひとつ当たりの送料を減らそうという出品が増えてきた。
で、そういうのを買うと混ざっているジャンク品、お手付き品。
そのひとつを成仏させてやろうと組んだのがこれだ。
個人的には、車もカメラも中古品に性能に問題なければ何の抵抗もないし、むしろ誰がどう使ったものが流れて来たのか、商品ひとつひとつが辿ってきた歴史を想像することが面白いんじゃないかと思う。
プラモデルの完成品を買う気は全くないが、ちょっと作りかけて辞めてしまった、その程度で各段に相場が落ちるので、破損・欠品がなくあまりにヘタクソでなければ、ジャンクも悪くないんじゃないかな。
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