HGUC ジム Ver.GFT ― 2014年01月25日 20時46分28秒
Ver.GFTとしてはジムだけの単体販売はなく、シャア専用ズゴックとのセット品である。
つまり、シャアズゴックに貫かれるためのオマケなのである。
Ver.GFTだが、本体そのものはHGUCジムの成型色を変えただけのキット。それも少し明度をあげて淡い色に変わっている程度なので、これ単品を見てもVer.GFTとは気がつかないだろう。他にもズゴックにマーキングシールの追加された都合で、コクピットハッチの黒い部分のステッカーの材質変更(ホイルシール→テトロンシール)されている。せっかくシールも変わっているので、あえてコクピットハッチは塗装せずにこれを使ってやろうと思う。
ということで、ほとんど通常のジムなのでサクッと組み上げる。
接着剤をたっぷり塗って完全に乾くまで3日間くらい放置。
すべっすべに消せる。
最初から合わせ目なんて無かったんじゃないの?と惚れ惚れするほど、すべっすべだ。
足首のシリンダーの合わせ目は見なかったことにする。
シンプルな形状のジムならでは。
ピンを削って回りを細く削る。
これで首の高さが自由に変えられるので、顎や後頭部の干渉を回避できて、首の可動範囲が広がる。
別のキットのビームサーベルの刃を使えるようにする。
上のビームサーベルは塗装しないと使えないゴミだが、こいつは刃を切り飛ばして開口する。
刃と一体成型のビームサーベルでも、せめてガンダムMk-IIのように持ち手まで一体化してくれているとうれしいのだが・・・。
どうせつや消しクリアー吹くだけなので。
通常のHGUCジムは弱緑とも言われる緑色だが、これはちょっと違うので「ちょい弱緑」。
カトキ立ちしても、なんか弱そう。
切りかかるところなのか、攻め込まれてちょっとタンマという状態なのか・・・。たぶん後者。
ビームサーベルの刃はバンシィノルンから拝借。ピンク色で弱そうなところがまたジムに似合う。
共通パーツが多いように見えるが、ジムとガンダムは別の金型を使っている(CADデータは同じだと思うが)。
「ジムとは違うのだよ、ジムとは!」
昔のキットだから金型共通化という考えがなかったのか、それとも生産数の多いガンダムと共通化すると金型の痛みが進むので、あえて金型を分けたのか。
しかし、こうみるとジムのデザインはすごい。
腰周りと顔が違うだけで、こうも弱く見えるものなのか。
R32 GTSとGT-Rが少しの違いだけで全然迫力が違うという感覚に似ている。
さらにこだわりを感じるのは、ジムという名前。
「量産型ガンダム」といわずに、ジム。
形式番号もガンダムのRX-78というRXシリーズではなく、ジムシリーズのRGM-79の形式番号で、ガンダムとは違うと明確に分けられている。
明確に連邦のヤラレメカですよという主張。
土俵に立つ前から負ける宿命を負わされている、それがジム。
「戦艦の主砲並み」といわれるガンダムのビームライフルを量産できていたら、ジムはもっと強くなれたはずなのにと思わずにはいられない。
こうやって見ると、下半身の弱さがジムの弱さだったのね。
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