完成して満足していたが、ミニ四駆は改造するものだ。
子供の頃、後に第一次ミニ四駆ブームと呼ばれる時代、コースをほとんど走らせることもなかったのにとにかく改造していたのだ。徹底的な軽量化を施し何台もシャーシを壊したりした。ローハイトタイヤ、ワンウェイホイール、ハイマウントローラー、リアスタビライザー、スタビポール、ゴールドターミナル、ボールベアリング、ルマンモーター、ハイスピードギア、セラミックグリス・・・、いろいろな部品を使った思い出が。
子供の時は知識もなく友達から聞いたりや本を読んで得た少ない情報を頼りにとにかく改造することが楽しかった。自分ではコースを持っていなかったので、妄想改造して勝手に速くなったつもりで楽しんでいた。
今ではネットで情報が得られるし、大人なので理論もわかる。ということで今時のチューンだ。
というわけで、TS050も改造してやった。後悔はしていない。
で、こうなった。
ミニ四駆はバッテリーとモーターでほぼ速さが決まる。
モーターはハイパーダッシュモーターPROをチョイス。ピニオンギアはカーボン。
昔は友達所有の8の字のコースを走らせていただけだが、今や公式コースは立体的になりジャンプが当たり前だ。実車のレースと同じで、どれだけスピードがあっても完走しなければ意味がない。
安定性の向上にファーストトライパーツとフロントアンダーガード、リアブレーキを装着。ローラーは車のイメージをあまり変えないようにキットの黒色のものをそのまま使用した。黄色いスタビポールはどうにかしたいところだが・・・。
今時のミニ四駆はFRPとかカーボンとか使うようになってるのが驚き。
フロントバンパーのFRPはビスがボディと干渉しそうだったので説明書の指示と違うビス穴を使って装着。
タイヤはホワイトレターの入ったハードタイプのローハイトタイヤ。限定品らしく値上がりしていたが、TS050にはこのタイヤしかないだろう。このタイヤを履くためのチューンだ。
タイヤの違いだけで一気にレーシーな印象になる。ミシュランロゴ入りが欲しいけど。
高速でコーナーを曲がるために如何にタイヤの接地面を下げてグリップを落とすか、というリアルのモータースポーツとは逆の性能が求められているところが面白い。
リアローラーは下側は最低地上高ギリギリまで下げて上側は一番上になるように取り付けて、安定性をさらに高めた。
ブレーキのスポンジはコースに合わせて貼るということで貼っていない。
というか、今どきのミニ四駆はブレーキがあるのか。ハイスピードのままジャンプに突入してコースアウトしないようにジャンプ台のスロープでスポンジを擦って減速するんだとか。
フロントアンダーガードはブレーキスポンジを貼るためにあえてセンターパーツを上下逆に付けている。
着地の衝撃を吸収するためのマスダンパーをリアに装着。
そろばんの玉みたいであまりカッコよくはないね。というか昔はこんな部品なかったぞ。
他には好みでホイール強化シャフト。
電池落としやモーター冷却のための肉抜き、使わないサイドバンパーのカットは効果ありそうだが、シャーシの方は無改造。ギアの位置出しとカウンターギアの抵抗抜きくらいはした。昔はこんなことは知らなかったよ。
カーボンホイール、ボールベアリング、ベアリングローラー、ゴールドターミナル、カーボンバンパー・・・、まだまだ進化できそうだが、とりあえず一通り弄ったこの辺で満足。
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