OLYMPUS Viewer3 Ver.1.12013年09月12日 22時07分08秒

オリンパスが一眼レフから撤退した、その翌日。
ひっそりとアップデートされたOLYMPUS Viewer3。
どのカメラ系ニュースサイトも、これを記事にしていない、本当にひっそりとしたアップデートだ。

しかし、なんと、これが、いわゆる「神アップデート」だったーーー!!

まず変更点を見てみよう。
・新しいカメラに対応しました。
・以下の操作性を改善しました。
 ブラウズ
 RAW現像
 地図
 カメラからの取り込み
 フォトプリント
・以下の機能を追加しました。
 RAW+JPEG表示時にJPEG画像を優先表示
 サムネイル一覧の拡張機能

新しいカメラに対応、コレは間違いなくOM-D E-M1だ。
RAW現像メニューのハイライトシャドウコントロールにTruePicVIIのロゴが入っている。
TruePicVIIはE-M1で採用された画像処理エンジンだから、E-M1対応は間違いないだろう。

そして、注目すべき、RAW現像機能の操作性の改善。
以下のキャプチャーを見よ。
OLYMPUS Viewer3 Ver.1.1
OLYMPUS Viewer3には、過去に何度も苦言を呈してきた。
それは大量のRAWファイルを何回かに分けて現像する際のワークフローが破綻しているというものだ。
http://skyline.asablo.jp/blog/2013/03/30/6762119
http://skyline.asablo.jp/blog/2013/05/08/6804272
http://skyline.asablo.jp/blog/2013/03/28/6760846
上記リンクにOLYMPUS Viewer3のダメ仕様との戦いの記録が書かれているが、一度現像したRAWを現像対象から外すために、1枚1枚時間を掛けて手動でチェックを外すか、一旦RAW現像モードを抜け再度RAW現像モードに入り直す、ただし、その場合ファイル名の表示されないサムネイルビューの中からどこまで現像したか探し出さなければならない、という大変クレイジーでフザケタ仕様であった。

このダメな仕様が今回のアップデートで改善された。
今回のアップデートで、”すべての現像対象チェックボックスをオフ”という機能が追加された。
一発ですべての現像対象チェックが外れ、すぐに次の現像に取り掛かれる。もう1枚1枚チェックを外さなくてもいいし、わざわざRAW現像モードに入りなおしてどこまで現像したか探さなくてもいいのだ。
そして、サムネイルビューにファイル名が表示できるようになった。サムネイルビューを右クリックすると「サムネイル一覧にファイル名表示」という機能が出てくる。これでどこまで現像したか探す場合も大変便利になった(サムネイルを小さくしすぎているとファイル名が切れてしまうが)。
今までOLYMPUS Viewer2で出来ていた当たり前のことだったが、やっとOLYMPUS Viewer3に実装され使いやすくなった。
まるでSuperGTの現像にあわせてリリースしてくれたかのようなナイスタイミングでのバージョンアップだ。

そして、もうひとつ指摘したのが、RAW現像モードに回転機能が存在しない点。
http://skyline.asablo.jp/blog/2013/04/16/6779501
例えば、リンク先の記事のように、真上の桜を見上げて撮ったときにカメラの縦横検出が上手く働かなかった。これはメカ的に仕方のないことだと思う。しかし、RAW現像モードで「この写真は縦横が間違っている」と気づいても回転できないのはどうかと思う・・・。
しかし、今回のアップデートでその困りごとが解消された。RAW現像モードにも回転機能が追加された。メニューやサムネイルまたは画像の右クリックから呼び出せる。ちょっとした機能だが、素晴らしい改善だと思う。OLYMPUS Viewer2では当たり前だったけど。

さらに、以下の記事で遠まわしに指摘しているが、同じフォルダに現像できない点も改善。
http://skyline.asablo.jp/blog/2013/04/08/6772005
上書き出来ないなら出来ないでもいいんだが、どのファイルが上書き対象なのかがわからないこと、ひとつでも上書き対象が存在すると他の上書きにならないファイルまで現像できないことが問題だった。
今回のアップデートで、「上書きしますか?はい・いいえ」のダイアログが表示され、普通に上書き現像ができるようになった。これもOLYMPUS Viewer2では当たり前だった。

今まで指摘してきた操作上の欠陥をことごとく直してきた今回のVer.1.1アップデートを神アップデートと呼ばずにはいられないだろう。
まるでこのブログを読んでいてくれたかのようだ。
よくやってくれたよ、オリンパス。
これで、OLYMPUS Viewer2からOLYMPUS Viewer3に完全移行できると思うよ。

引き続き希望として、以下の点の改善を希望。
・今回で修正されたか未確認だが、ディスク容量の無駄なので<\Application Data\OLYMPUS\OLYMPUS Viewer3 Photos>に画像を書き出すのをやめて欲しい。
・サムネイルビューのツールチップに手ブレ補正の設定の表示項目を追加して欲しい。流し撮りしていてたまにIS切るのを忘れてしまうので、流し撮り写真現像中に変な写真を見つけたときに、即座にIS切り忘れだと判別できるので地味に便利な機能なのですよ。
・フォーカスポイントの表示とそこを中心とした等倍表示機能。
・指定したホワイトポイントの色温度の表示とUndo機能。


ところで、今回ヘルプに「法的告知」なるメニューがあることに気が付いたが、一瞬「法的って何?」って少し緊張したが、単純にコピーライトやライセンス表示だった。単純にライセンス表示でええやん。法的って・・・。


さて、一眼レフ撤退に伴い「さようなら、オリンパス。」と書いたはずだが、OLYMPUS Viewerの神アップデートで、いきなりオリンパスの記事を書くことになろうとは・・・。

<追記>
OLYMPUS Viewer 3 Ver.1.1を起動したままWindowsXPをシャットダウンしようとすると、なぜかシャットダウンがキャンセルされる不具合らしきものが起きている。OLYMPUS Viewer3を終了させてからシャットダウンすれば問題ないのだが、ちょっと煩わしい現象である。