オリンパス クリーニングキャラバン in 松本の佐々木啓太氏の「被写体の探し方」「望遠レンズ使いこなし」の講座を聴講した。午後の「標準広角レンズ編」の講座は別の用事のため聞くことができなかったが、カメラ講座を聞いた後って、撮影に行きたくなるじゃないですかー。
ということで、午後の用事を済ませた後に松本城へ。
講座で言われた故郷(ふるさと)ですよ、森角(モリカド)ですよ。
しかし、松本城を撮っておいて街角スナップというのも変だし、
これではスナップというか風景写真・記念写真ですな。
ま、細かいこたぁいいんだよ。
しかし、時間が遅かったため松本城の庭園は既にClose。
仕方なく周りを撮ることにしたが、こんなに明るいのに閉めてしまうってことは、庭園から夕陽を撮ることはできないのね。お花見の夜間開放だけが唯一のチャンスか?
まずは画角を知る&街角スナップのファーストレンズということで、45mmで撮影。
45mmならなんとか全体が納まるかな。
お気に入りの一本で撮って画角を覚えろということなので、ZD35-100mm F2.0。
ズームは焦点距離を固定しちゃいましょうとのこと。
そして、水たまりを撮る!
しかし、お堀だし、さざ波が立ってて、映りこみなんてない。
そして、アートフィルターでアレンジ。
佐々木氏のアレンジしたポップアート+高色温度で、SUNSET(サンセット)
山の高い長野県ではなかなか見られないような真っ赤な夕陽になる。
微妙にシアンの残る空とちょっと現実離れした感じに誇張された夕焼け感が新鮮でいい。
順光で使うと使いやすい。
ついでに白鳥もSUNSET。
他にもPure Fantasyといわれる女子カメラ的なものや、クロスプロセスをパープルにしたアレンジフィルターを紹介していた。
個人的にアートフィルターを使った経験があまりなかったので、実際に撮るときに結果までしっかり考える必要があって、慣れていないと難しく思えた。一眼レフだとファインダーで撮るのが基本だが、ミラーレスではライブビューしかないので常にフィルター効果が確認できて使いやすいのかもしれない。
そして、街角スナップのマイスターレンズといわれる75mmをZD35-100mmで。
さすがに75mmで松本城は苦しい。
敷地内ぎりぎりま下がってこの構図。
佐々木氏もM.ZD75mmでスナップを試みたが、やっぱり苦しかったようでボディキャップレンズの魚眼チェンジした。
自分も魚眼欲しいよー。しかし、価格に見合った使い方ができる自信はない。
ちょっと空の空間が広すぎる。
鳥の位置がかなり半端。
で、大海原のヌシ、リヴァイアサン。
水の反射を利用して、鯉の鼻に松本城が映りこむ。
やっぱり松本城は広角を使いたい。
ということで、サブにE-1にZD9-18mmですよ。
澄んだ青い空には広角だ。
水たまりならぬお堀の逆さ松本城が美しい。
こういう記念写真的な絵は誰だって撮れるから、街角スナップでは他人とは違った写真を狙いましょうといわれていたが、やっぱりこの定番構図が好きでした。
後はいいレンズはモノクロを使えばわかると言われていたが、モノクロはプリントしないと難しい。グレーのあるプリンターを使いましょうということだったので、うちにあるPX-5Vでモノクロを出してみるかな。絹目専用機になってるけど。
自分が普段撮っている写真は、綺麗なもの・カッコイイもの・面白いものを見つけて、それをそのままに撮ってきていたが、どちらかというとそれはただの記録写真で、今回の講座を通じて、いろいろ考えて撮っているからこそ「作品」と呼ばれるものが出来るんだなと思った。センスのあり・なしに関わらず、被写体をよく観察して、じっくり考えて撮るという基本的なことが大切だと感じた。
なかなかスナップといっても漠然としていてよくわからなかったのだが、ちょっとその辺が分かってきた気がする。
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