EVOLT E-300 200,000枚2013年03月18日 23時06分58秒

海外から渡ってきたと思われるEVOLT E-300。
オリンパスの一眼レフは隠しコマンドでシャッター回数が確認できるのだが、手に入れた時点で既に19万9千625回だった。

この数字が本当に正しいとするならば、E-300は2004年末に発売で発売後8年経過していて、年間2万5千回、一月当たり2,000回、一日平均70回。
この数字に届くには、これだけの枚数の写真を撮らなければならない。
しかも、シリアル番号は若い方ではないし、いつ手放したのか分からないので、一日平均枚数はもっと多いだろう。

自分の場合は、数えてみたら2012年は2万4千枚ほど撮影していた。
サーキットで撮っているがRAWで撮るので連写は無意味にしないし、カメラ好きだし撮影も好きだが出掛けるのが面倒なので、撮影枚数は少ないほうだろう。それでも半分以上はサーキットで撮っている。

しかし、このカメラはAFが弱く雨天で使えないE-300だ。
サーキットで写真を撮るには向いていない。
一体何を撮り続けて来たんだろうか、このE-300は。
海外の美しい風景だろうか。
風景写真だけでこんなにもシャッター回数は増えないように思える。
スナップ写真だろうか。それでもひと月に何千枚も撮るだろうか。
プロカメラマンならどんどん最新のカメラに乗り換えることも多いだろうから、このカメラだけをこんなに使い込まないだろう。
コンスタントに撮っていたとするなら、写真学校の生徒の持ち物だったのかもしれない。
それとも、特定の撮影で大量にシャッターを切るような使い方をする用途に使われていたのかもしれない。

前のオーナーがどういう写真を撮ってきたのかかなり気になるが、相棒のように肌身離さず大切に使われたカメラなんだろう。
それを手放した理由は一体なんだろう。新しいカメラに買い換えたんだろうか。

こうやって由来に思いを馳せることも楽しいものだ。

カルソニックといい、このEVOLT E-300といい、中古品に手を出すと不思議な経歴を持つ物に巡り合う。
199999枚
そして、新しいオーナーの下でシャッター回数は増え続け、199,999回。

200000枚
ついに、200,000回。

まだまだ増えていくだろう、がんばれEVOLT E-300。