1/144 ガンダム試作2号機 GP02A サイサリス、1991年7月発売、1,000円+税。
ポケ戦のキットから2年経ち、同時期にF91が発売される中、投下された問題作。
ガンプラのクソキットの中で1、2を争う伝説級のクソキット。
さて、パチ組みジャンクを手に入れたので見ていこう。
まず叩かれるのが色。何この灰色。似ても似つかない灰色。どうしてこうなった。
色分けも全く出来ていない。ポケ戦、F91の傑作キットを経て出て来たのがコレ。
そしてバランスの悪さ。一見して頭がでかい幼児体形。ボディが小さくて、足も短い。
可動も物足りなく、腰やサイドスカートが固定。
これで、1,000円+税。
当時のお子様たちは箱を開けて完成させて、酷く落胆しただろう。
こういうのは、クソキットと言われるガンガムトリスタンと同様で、バンダイからのモデラーへの挑戦なのである。
まあ、とりあえず全塗装すればカッコよくなるだろ。それしかできん。
そもそもカッコイイのが欲しいなら、旧キットじゃなくてHGUC買えばいいわけだし。
ということで全塗装。
白は灰色9号、赤は紅、ボディはキャラクターブルー、肩はフタロシアニンブルー。
肩のスラスターユニットがプラ接続だったので、ポリキャップに変更したくらいだ。
PC111のFとPC123プラスのJがぴったりフィットする。肩側の取り付け軸を白蓋接着剤でちょっと太らせてやればよい。
アトミックバズーカ専用の持ち手が付いていたり、バズーカを分割してシールドに格納できたり、それなりに考えられていて、悪くないと思うんだよな。
肩やシールドの模様もちゃんと彫られているし。
しかし、シールド持ち手が四角穴なのに、シールド側の取り付け軸が丸軸なのはどうかと。
ちょっとローアングルで撮ったが、それなりにカッコよくね?
ボックスアートのカッコよさと完成写真の落差で損してると思う。
ちゃんと塗ればちゃんとカッコイイ、言われるほど悪くない、風評被害のクソキットってところか。
腕試しにガチ改造するのも面白いと思う。
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