MG Zガンダム Ver.2.02023年08月26日 22時19分20秒

MG Zガンダム Ver.2.0
2005年12月発売で5000円+税。当時はかなりの高額キットだったが、このクオリティなら納得いく価格、いやむしろ安いくらいのバンダイの渾身のキットだと思う。

これもお手付きジャンク品のひとつ。最近お手付きジャンク品ばかり作っているのは、中古品とジャンク品をまとめたものが格安で出ていて少しばかりハズレでも元は取れると踏んで購入したから。
同じセットで買ったゲルググ、ギャンは旧キットなので失敗してもあまり痛くはないが、MGグフ2.0とこれは失敗するとさすがにちょっと痛い。幸いグフは何の問題もなく完成できたが、このゼータ2.0はどうだろうか。
キットの状態は、頭と胸部と背中のバインダーが組み立てられていて、頭部のアンテナが折れていた。組み立てられたパーツはどうやら瞬着系の接着剤でしっかり固定されているようで綺麗に分解することは難しい、というちょっとよろしくない状態。
状態確認を兼ねて組み始めると腹部の白いパーツをフレームに取り付ける部品と脚部の腿の付け根の白いパーツが欠品していることが判明。折れたアンテナもそれらのパーツもバンダイの部販では在庫切れで注文できない。ジャンク品や部品取りのキットを購入するか、ダメージモデルにするか、いくつか選択肢はあるがとりあえずランナータグとランナー枠を切った貼ったして復元。ほとんど違和感のない状態になったのでヨシとしよう。欠品していたのが簡単な部品でよかったよ。おそらく持ち主は腹部の組付けに失敗して部品を欠損して投げ出したんだろうな、黙って売ってしまったと。
そういえば、このキットは頭部が作ってあって目やセンサーのシールが貼ってあるのに、シールの台紙にも目やセンサーが残っていた。どういうこと??シールだけ取り寄せた?中古屋でシールが欠品していたことに気づいた店員が他のジャンクのキットとニコイチしたとか?謎なジャンクだ。


MG Zガンダム Ver.2.0

とりあえずいろいろ問題はあったものの完成。
このころのキットはABSが多用されていてギシギシいうので気を使う。変形も可能だが、壊れてもイヤなので変形させないかな。
しかしこのプロポーションで完全変形ってすごいな。変形が優先されてバランス崩れてカッコ悪くなる機体も多い中、ちょっと脚が長い印象もあるるが、モビルスーツの姿が破綻していないのはすごい。2005年の設計でこれだよ。正直、2.0の出来が素晴らしいのにVer.Kaって出す意味はあったのか、と思う。Ver.2.0には付属している超巨大なハイパーメガランチャーもVer.Kaにはないのに。なので、最低限、Ver.Kaに流用するハイパーメガランチャーさえ完成できればこのジャンクは勝利だ。
写真に写ってはないが、ハイパーメガランチャーとディスプレイスタンドはちゃんと付属していた。

MG Zガンダム Ver.2.0

かなり重心が後ろにあるが足首の可動が悪くて重心を支える位置に動かせないので、後ろにコケがち。ディスプレイスタンドに乗せよということか、アレは場所を取りすぎるから使うつもりないんだわ。Ver.2.0では背面の2枚のバインダーは2点支持になっているので緩んで動いてしまう心配はない。
Ver.1.0で組み込まれていた電飾の仕組みはVer2.0にはない。

ガンダムデカールが多くてシール貼りはかなり大変だった。ガンダムデカールを失敗してもいいようにマーキングシールの方に同じデザインのものを入れて欲しい。


MG Zガンダム Ver.2.0

アンテナの折れもほとんどわからないでしょ。写真の左側のアンテナが復元した方。
もし、復元に失敗していたら、一番くじの1/100ゼータガンダムヘッドを持っているのでこれで代用するか、MG ゼータガンダム 1.0はプラスチックと軟質素材のアンテナがそれぞれ入っているのでどちらかを強奪するプランもあった。

ABSが多用されているので多少樹脂への攻撃性の低そうなトップコートプレミアムを使ってみた。いつものトップコートよりきめ細かいつや消しで、質感がいい。プレミアムもUVがあったら乗り換えるんだけどなー。