Antec P2802014年04月30日 23時37分27秒

AntecのSOLO Whiteの電源が壊れたので、ケースを交換して欲しいという依頼。

いつでもサポートできるような距離にないので、定番のATXケースであるP280に換装することにした。
ANTEC P280
P280、思ったよりデケェ。

これだけデカイので作業性に問題はないのでサクッと移植完了。
ANTEC P280
なかなか高級感のあるケースですな。
メリットのイマイチ分からない下電源配置。熱の流れ的にいいらしいが、そんなことより重心が低くなって扱いやすくなった点が良いと思った。
しかし、光学ドライブを入れるところの鉄板をむしり取る設計ってのはどうにかならんのか。

そして、スイッチの壊れているSOLO Whiteに自分のメインPC環境を移動。
ANTEC SOLO White
前面パネルのスイッチが破損した程度なら、どうとでもなる。

さて、1998年から使い続けたGateway2000のミドルタワーともこれでお別れだ。
所詮AT互換機なので、最初はPentiumII 400MHzだったが、電源やFDDさえも当時から交換されており、当時の部品は本当に箱しかない。そういう状態なので、骨董的価値、歴史的価値はゼロだ。Macとは違うのだよ、Macとは。さくっとお別れしてしまおう。
SOLOよりも短い奥行きは机の下に押し込むのに重宝していたが最近の長いグラフィックスボードが刺さらないし、バックパネル一体型なのでマザーボードを選ぶし、汎用のATX電源はネジ3本でしか支えられないし、3.5inch用シャドウベイも3つしかないし、ファンも背面に一機増設できるだけという時代遅れの設計だ。気に入ってはいたんだけどね。

PCケースはPCケースであってパソコンではないので、家電屋で有料で引き取ってもらわなくても、不燃物としてゴミの回収で持っていってもらえるだろうか?


ところで、最近見つかったIEの脆弱性だが、大げさに騒ぎすぎじゃないかと思う。
特別に細工されたサイトを訪問したり、細工されたメールを開くだけでリモートで攻撃を受けるわけだが、同じような脆弱性は今までに何度も見つかっていた。だから、今回だけ大げさに騒ぎ立てるのは、「どうして?」って思う。
XPのサポート終了のリスクを熟知していない人に向けていたずらに危険を煽ったときと同じように、今度はセキュリティについてよく知らない人に対して、IEは危険だから使うなと馬鹿みたいな対策法を押し付けている。たぶん、報道する側も熟知していないんだろう。危険性を煽り立てるだけのWebサイトを訪れることの方が、よっぽど危険だと感じる。だって、脆弱性をよく知らない人間が管理してるサイトってことだからね。

さて、マイクロソフトの報告によれば、今回の脆弱性はVGX.DLLの登録を解除するだけで攻撃を回避できるようだ。登録解除のためにはコマンドプロンプトから特定のコマンドを実行する必要があるが、それも親切にマイクロソフトのサイトに情報が書かれている。

ここまで情報があるのに、どうしてIEを使うなと押し付けることができるんだろうか。


そして、5月2日、マイクロソフトの脆弱性修正パッチが完成したようで、この話題も収束。
今回は、特例でXPも対応。話題の大きなものはマイクロソフトも見過ごせないらしい。一度特例を作ったら二度目、三度目もあるかもしれない。無理にXPから乗り換えなくても良かった。
今思えば、過剰に反応して大騒ぎしたニュースサイトは、マイクロソフトに向けた「XPも修正しないとIEから乗り換えるぞ」という間接的な脅しだったのかもしれない、かなり好意的に解釈すればね。次回もXPを修正させるために、騒ぎ続けて欲しいものだ。