LUMIX GX7 ファーストインプレッション2014年04月23日 20時52分49秒


LUMIX GX7 FANBOOK
GX7、なかなかに異文化なカメラなので本を買った。

そして、早速週末に持ち出して使ってみた。
まだ300枚も撮っていないが、今の印象としては概ね期待通りで満足している。
でも、ちょっと期待ハズレで至らぬ点も多々あるので、相変わらずの辛口批評行ってみたい。

まずズタボロなのがRAW周りだ。
カメラというものは、レンズが収束した光を忠実に露光するものである。
そして、正しい色のモニターを見ながら、撮影者が色を決めて現像する。

つまり、忠実に露光したデータ(RAW)を、PCのモニターを見ながらPCで現像するわけだが・・・

カメラの売りの機能である「クリエイティブコントロール」と「超解像」が、RAW現像時に適用できないのはどういうこった!?
「HDR」に至っては、RAWモードだと撮影さえできない始末。

現像時に画像をチェックしながら、こいつは「インプレッシブアート」にしようとか「クロスプロセス」を掛けようと思っても不可能だ。HDRはオートブラケットで撮って、Photoshopで合成しろってか。

というわけでRAWメインで撮るなら、この機能は死んだ機能だ。
RAWではエフェクトで遊べません、このカメラ。

現時点では、RAWに対する考え方はオリンパス以下だ。
RAWで撮るなら、OM-Dを買った方が正解だと思う。

仮に機密の塊の「ヴィーナスエンジン」の技術を、そのまま他社の現像ソフトへ提供できないのだとしたら、プラグインみたいな形式にして、SILKYPIXかPhotoshopに機能を追加すべきだと思うよ。それがメーカーの責任ってもんでしょ。
iDレンジコントロールやハイライトシャドウもRAWで使えないが、これらはJpegだからこそ必要な機能だし、パノラマなんてのも原理的にRAWでは無理だってことはわかるから無くてもいいけどさ。