1/144 ザクタンク (Zバージョン) ― 2020年01月30日 23時35分46秒
そこにザクタンクがあったから。
ガンタンクは元旦に合わせて作るが、ザクタンクは元旦に作らなくてもいい。
箱がつぶれかかっていたので、サクッと組んでみた。
ザクタンクはMSVとZバージョンの二種類のパッケージがある。MSVだった機体をZでチラッと出演させて、宇宙世紀の正史に組み込むという手法でZバージョン化という商法。しかし、中身は丸っきり同じ。よくそんな売り方できるよな、バンダイ。
コイツはZバージョンのパッケージの方。
ベースの戦車部分はマゼラアタックの転用ではなくザクタンク用の新規金型。ザクの上半身とバランスを取るために、やや大型化されている。
戦車部分はどのガンプラとも違うので新鮮で楽しく作れた。そこそこパーツ精度も高くて、さすが人型以外はハズレなしのバンダイだと思った。ザクを乗せる部分の塗装指示がシルバーでドライブラシとか今どきのガンプラではアリエナイね。腕はちょっと厳しい。爪の接続が緩くて塗装してそんな風に組み込めとか正気を疑うよ。
水転写デカールは失敗せずに貼れると楽しいものだ。子供の時はトラウマだったのに。
台紙から剥がれてくるまで時間がかかるので、たったこれだけ貼るのに何時間もかかった。RGの水転写とか一日で終わらないと思う。
とりあえずカセットボンペ仕様。
何が入っているんだろうね。
荷台バージョン。
腕が短い？物がつかめない？実は腕はカメラの三脚みたいに伸縮するんだと脳内設定で保管すればいい話。なるほど、だからザクの腕から爪タイプの腕に換装されていたんだな。
SFは設定の矛盾を如何に都合よく解釈して受け入れるかが楽しみのひとつ。
クレーンバージョンにもできる。手すりの接続ピンが合わずに強引に接着。兵士が2体付くが1/144兵士を塗る能力はなかった。ラクス・クラインというかミーア・キャンベルでも放り込んでやりれば似合うんじゃないか？
こういう泥臭いキットはウェザリングすると格段にカッコよくなるだろうが、どうも愛着が出てきて汚す気になれない。
なので、綺麗に整備されているから汚れていないという設定。たぶん戦力にならない少年兵あたりが洗っているんだろう。こんな戦力にならないような機体を持ち出すほど戦火が激しくなっている、敗北は近い、というイメージ。そのまま戦火に巻かれていくのか、戦闘直前での終戦か、どんな展開になるだろうか。
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