33ロードカーシリーズもこれで最後か。
MIRAGE 1/43 NISMO GT-R LM ロードカー。
日産がルマンに挑戦するにあたって、レギュレーションで1台以上のロードカーの登録が必要だったために作られた唯一の車輛。イギリスで登録されており、日産ではなくNISMOの名を冠する。
MIRAGEというは、hpiのレジン系のブランドみたいだが、レジンはダイキャストに比べて高くてデリケートで保管に気を使う。個人的にはダイキャストの方がいいのだが、市場からミニカーに要求される水準がどんどん高くなって、それに応えるうちに単価が高騰していき、購買層が限られてしまい、その結果、数が売れなくなっていくという状況で、メーカーとしては大量生産に向いたダイキャストより高精度なレジンの方が都合がいいのだろう。中古ばかり買う人間が何を言おうとも、そもそも購買層の対象にはなっていないか。
さて、ここで紹介するのは初めてのMIRAGE赤箱。
高いだけあって、ちょっと特別な印象。
かなりワイドにされたボディ。
黒いホイールでブルーのリングが特徴的。
専用エンブレムも再現。
実車は1台しか作らないのにわざわざチェック柄のシートを作成してあるが、ミニカーもちゃんと再現。
ワイド化されたボディがよくわかるリアビュー。
丸レンズのテールランプの中には実は四角いライトが収まっているが、これもしっかりと再現。
ラジコンというかオモチャっぽくて好きなので竹竿アンテナ伸ばして欲しかったが、GT-R LMもアンテナ伸びるのかな?
よく見ると台座とタイヤの間に水っぽいものが・・・。
ミニカーはタイヤのゴムの可塑剤が抜けたときに台座のプラスチックを溶かして、タイヤと台座が融着してしまうトラブルが起きることがある。まさかと思って外してみたところ、融着はなかった。念のため他にも所有しているhpiを何台か確認したが、このような油状のものがあるのはこの一台だけだった。おそらく融着を防ぐために前のオーナーが塗ったアーマーオイルじゃなかろうか。タイヤの油分を抜けるのを防ぎ、融着だけでなくタイヤが変形したり千切れたりするのも防ぐものだが、ちょっと量が多すぎるかと。
hpiはミニカーと台座をスレスレに配置する傾向があるが、個人的には台座と融着するよりは、しっかり空中に浮いてた方がマシなので、この後ワッシャーをかまして底上げした。
シルバーの粒子がちょっと目立つと感じた。
FRのGT-Rということで、元GTS乗りとしては親近感を覚えた。
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