HGUC MSN-001X ガンダム・デルタカイを作った。
取説の完成見本。
普通に作るとこうなるはず。
で、作ったらこうなった。
見ての通りガンダムカラー。赤青白のトリコロールカラーだ。
金と言えば百式だ。機動戦士ガンダムUCでは百式の後継機という設定でデルタプラスと言う機体が登場するのだが、さらにそのデルタプラスのベースとなったデルタガンダムという機体の設定があり、このデルタガンダムが非変形だった百式を設計変更し変形機能を実現したという設定で、百式と同じく金色のモビルスーツなのである。
じゃあ、このデルタカイはというと、詳細はよくわからないがデルタプラスの進化系。ファンネル付けたりハイメガ付けたり巨大なシールド付けたり、「ぼくのかんがえたさいきょうのガンダム」状態。ストレートな厨二設定で非常に好感が持てる。
そして、そのデルタカイのネットで拾った色替え画像を見た瞬間即決した。
公式カラーは冴えない配色だが、ガンダムカラーに塗りなおすとめちゃくちゃカッコいいじゃんということで、ガンダムカラーに塗り替えたわけだ(既に金色のモビルスーツを作りたいという当初の目的は綺麗に消し飛んでいる)。
ネットには作例が溢れていて、Zガンダムカラー、Sガンダムカラー、νガンダムカラー、百式カラー等、各ガンダムを連想させる塗装をしている人が多いが、ガンダムデルタカイが連邦に正式配備されたらこうなるだろう的なガンダムカラーを目指してみた。
デルタカイを買ったもうひとつの理由は、百式らしい足だ。
このフレームむき出しのセクスィーな足。
百式と似ても似つかぬ進化を遂げたのに、この足だけは百式そのまんまじゃんと感動。
昔ガンプラを初めてかその程度の頃に作ったのが旧キットの百式だったのだよ。
昔のキットなのでほとんど色分けされていなかったから、マジックのマッキーで塗った記憶がある。
デルタカイは、HGUCなのに脚部フレーム付き。
しっかり塗ってやろうと、明るいグレーの成型色を濃いジャーマングレーに塗装し、メタリック系の色を入れてみた。白い装甲が付くことを考慮して、あえてシリンダーは黒いフレーム色のままでワンポイントで赤いラインを入れた。
さて、この辺から配色について、ぐだぐだと。
付属品なしのシンプルな全身。
ボディ:
胸部の装甲の一部だけが白いのがガンダムらしくないので速攻ブルーに。
デルタカイの成型色のパープルっぽいブルーが再現できないため、結局ボディ全部ブルー塗装。青は濃い色なので塗装が楽だと思っていけど、意外と隠蔽力が弱くて苦労した。最終的にはデルタカイのパープルの成型色は全部他の色で塗りつぶされることになって一箇所も残ってないね。肩のセンサーっぽいのは、白のままがいいと思ってそのまま。
コックピットハッチはモンザレッド。ここはほとんどのガンダムが赤なので考えるまでもなく即決。
腰:
センターアーマーはZガンダムっぽく一部をブルーに塗装。フロントアーマーの下部はZZガンダム風にブルー。スカートのイエローは色が浮いているので、これも考えるまでもなくホワイトに塗装。
手:
肩アーマーはホワイト。たぶん、これをブルーにすると上半身の色が重くなってしまうので、さわやかにホワイト。肩の羽はSガンダム風に赤だ。
腕は六角形の部分はレッド。ここのレッドは、Z、ZZ、Sガンダムに共通する意匠だ。腕自体は肩アーマーの色に合わせてホワイトのまま。
足:
足首はモンザレッド。これもほとんどのガンダムが赤だし。
膝アーマーはZZ風に先端に赤のラインを入れた(付属していたホイルシールを赤に塗装して貼った)。
頭部:
頭部はアンテナのセンターと顎をレッド。Zガンダムのように顎をホワイトにすることも考えたが、いわゆるゼータフェイスではないので、レッドに。アンテナは白のまま。既に十分オモチャっぽいが、アンテナをイエローにするともっとオモチャっぽくなるだろう。
背面。
脚部の動力パイプは百式っぽくレッド。
リアスカートの配色は多少悩んだが、左右をνガンダムのようにレッドにした。センターはグレーで別パーツ風に。
サイドアーマーを付けた状態。
羽はSガンダムのように一部に赤いラインを入れる感じで塗装しようと決めていた。
そして、サイドアーマー基部をパープルの成型色は浮くのでブルーに塗装してみたんだが・・・。
めちゃくちゃ派手になった。このブルーから生える赤と白の縞々感が星条旗を感じさせる。
背負いもの
背面のバインダーの配色も悩んだ。
翼に赤のラインを入れるので、それに合う色にしなければならない。
Zガンダム、エールストライク、フォースインパルス、デスティニー・・・翼を背負うガンダムは赤黒が多いので、バインダー本体を赤とジャーマングレーにしてみた。
ファンネルは、νガンダム風に黒白で、ジャーマングレーと白だ。
それにしても、このバインダーは、ポロポロと外れて困るね。
シールド
デルタカイの特長であるシールド。
これは真っ白なんで塗装しないとどうしようもない。ボディがこれだけ緻密に色分けされてて派手なのに、こいつだけ白ってのは違和感。
どうしようかと悩んだが、だいたいのガンダムのシールドは赤が多いので赤を入れてみた。
ハイメガキャノンもZZのように赤。
シールドの先端の三角形にはセンサーっぽく付属のホイルシールからグリーンを切り出して貼ってみた。
今回はいろいろと配色を考えたが、ちょっと色を間違えるとすぐにバランスが崩れてカッコ悪くなってしまうと感じた。特に直感的に決まらない部分はなかなか苦労させられた。いやー、アニメのガンダムの主役機たちはどのカラーリングも上手くまとまってて、プロのデザイナーはさすがだと思ったよ。
トランスフォーム!!
差し替え式でウェイブライダーに変形。
パーツのクリアランスギリギリ。塗膜をガリガリ。
最初で最後の変形だろう。
なんかこのゴテゴテ感がすごいね。
グラディウスのビックバイパーかと思った。
こうやってみるとやっぱりサイドアーマーの基部はブルーで正解だったと思う。
上から。
シールドを赤にしたことで、翼の赤とマッチして悪くない感じだと思う。
裏から。
完全に赤のみ。
裏から見てもカッコイイ。
背中にロング・メガ・バスター(ビームライフル)を乗っけた状態。
正面。
ロング・メガ・バスター、ファンネル、ハイメガキャノン、すべての武器が正面を向く。
もはや完全に戦闘機。
改造編
今回はちょっと改造してみた。
腕のパーツにネオジム磁石を貼り付けてフレーム側を削りこんで磁石を埋め込む。
ハイメガキャノンにピンバイスで2mmの穴を2つ開口し磁石を埋め込んで、平らに慣らす。
で、腕に取り付けることが可能。
思ったより磁力が弱かったが、強い衝撃を与えなければ落ちることもない。
ビームライフル
デルタカイ標準の武器は、ロング・メガ・バスターという名前の武器(写真下)
デルタカイはもともとHGUCデルタプラスに部品が追加されたキットなのでデルタプラスのビームライフルがまるまる余剰部品として余る(写真上)
赤く示した部分に磁石を埋め込み。緑で示した穴を開口。青く示した部分を一部削る。
磁石大活躍。
で、合体。
このままでは、どこかの模型サイトでやっていた改造の丸パクリなので、もうちょっと改造。
デルタプラスのビームサーベルも余剰部品として付いているので、ビームライフルに取り付けるように改造(ナナメに刺さってる部品がビームサーベル)。
ランナーから接続部品を削りだしてビームライフルに埋め込み、ビームサーベルを取り付けられるようにしただけ。エネルギーパック風の予備兵器?
で、塗装してこうなる。
ロング・メガ・バスターはνガンダムのビームライフルのように白を基調にしてみた。
フル装備
ビームサーベルを改造してシールドに取り付けた状態でもサーベルの刃が出せるようにした。
なので、ビームなぎなたっぽいことも可能。
角度を変えて。
後姿
こんだけごちゃごちゃしてるならテールスタビライザーがあってもいいんじゃないかなと思う。
その他、インプレ。
可動範囲は絶望的:
・シールドが膝アーマー、ロング・メガ・バスターが二の腕と干渉するので、腕が曲げられない。
・肩がバインダーと干渉するので、腕を上げにくい。
・サイドアーマーが腹部と干渉するので、腰をひねったり、足を開いたりしにくい。
強度的な問題点:
・バインダーが外れやすい。
・ボディのポリキャップがゆるく肩が安定しない。
・サイドアーマーやファンネルがABS軸。サイドアーマーはゆるい。
なので、正直言って、アクションポーズは難しい。
ということで、妄想設定で楽しもう。
どうせ「ぼくがかんがえたさいきょうのガンダム」なのだから、とことん厨二臭くしてやろう。
ガンダムデルタカイ(連邦仕様)
アナハイム社の試験運用を終え、連邦に正式配属されたデルタカイである。
試験運用時との違いはトリコロールカラーに塗り替えられた程度に見受けられるが、機体制御面で大幅に改修を受けており、ニュータイプ専用機となっている。
以下は主な改修点である。
n_i_t_r_o_χ(仮)
オールドタイプの潜在能力を最大限に引き出すサイコミュシステム『n_i_t_r_o』は搭乗者の精神崩壊という致命的な副作用を伴うため、結果として失敗に終わった。その一方で、目を見張る効果も記録されており、実用に耐えるシステムとして大きな設計変更を受けた。試験運用の結果から『n_i_t_r_o』による精神汚染に耐えるためには高いニュータイプ能力が必要という結論に至り、ニュータイプ専用機としてリファインされている。『n_i_t_r_o』の適用ターゲットをニュータイプに設定することで、人が本来持つニュータイプ能力を限界まで引き出すシステムとされている。パイロットはカミーユ・ビダン級のニュータイプ(またはカミーユ本人)を想定している。
機体にはニュータイプの能力を高めるサイコフレームが導入されたが、そのサポートを受けても搭乗者は『n_i_t_r_o』の制御に意識を集中する必要があった。そのため機体のすべての自律制御はイオタプロジェクトの「ALICE」システムで統治された。サイコフレームと「ALICE」は直結され、結果として、パイロットの意思のみで操縦できるようになった。機械的操作を伴わないため、高加速度下の環境での操作ミスや命令伝達の時間差が発生せず、圧倒的な運動性能を示した。機体自体が一種のサイコミュ兵器と言える状態である。
n_i_t_r_o、サイコフレーム、ALICEを連携させた名も無きこのシステムは、ブレイクスルーとなる技術であった。
プロトフィンファンネル
νガンダムに装備されていたフィンファンネルの改良版。
νガンダムのように攻守に用いる汎用的なフィンファンネルは、防御障壁を展開するため4機以上の運用が必須であり、エネルギーを直列で充電することによる運用効率の悪さが指摘されていた。このプロトフィンファンネルは、ファンネル本来の設計思想に立ち返り攻撃に特化した兵器として再設計されたものである。
"プロト"フィンファンネルと呼ばれる理由は、そのもともとの思想である攻撃に特化したフィンファンネルであることに由来する。
ハイメガ・ファンネル
試験運用時はファンネルとしての機能は未完成であったが、シールドに取り付けられているハイメガ・キャノンは、パイロットの意思により遠隔操作できるファンネルである。ファンネル兵器としては格段に高い破壊力を誇る。シールドが巨大である理由は、このハイメガのファンネルコンテナとしての能力が与えられているためである。
と言う感じで、以上は完全に勝手な妄想設定である。
ZZ以降の物語であるガンダムUC、その外伝的なストーリーに存在するデルタカイだが、カミーユという名前を登場させて新訳Zの流れを取り入れて、ZZと言う存在を曖昧にして矛盾を生じさせると言う不思議な設定にしてみた。νガンダムのファンネル、ZZガンダムのハイメガに加えて、UCのサイコフレーム、SガンダムのALICEを加えた全部入りのガンダム。「さいきょうのわけわからんガンダム」なので一部エヴァっぽい設定も取り入れて、厨二設定全開だ。
ということで、HGUC デルタカイでした。
ああ、そうそう、こいつ意外と持ちにくいんだよ。
・サイドアーマーや背負い物が邪魔で腰がつかめない。
・武器や背負い物が邪魔で腕をつかめない。
なので、後ろから襟とリアスカートを掴むといい。
なんかここしか掴めませんってのは、ザリガニとかクワガタとかカマキリを掴むような感じだ。
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